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がんばります福島県農業!二本松農園ブログ by里山ガーデンファーム

全国の皆様の応援をいただきながら風評被害と戦っています。~「助けたい」が経済を支えようとしています。~

(二本松農園)スタディファームが楽天トラベルで紹介されました!

次のホームページで紹介されています。
https://travel.rakuten.co.jp/movement/fukushima/201908/gardenfarm/?lid=f_mov_fukushima_1908_cts006


二本松農園 齊藤登
NPO法人がんばろう福島、農業者等の会




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  1. 2019/08/28(水) 08:11:04|
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スタディファーム~福島を語る~【第3回】

全国を訪問して、福島県農業の現状(放射能対策)を説明しています。このたび、その内容をブログで連載形式でご紹介することにしました。よろしければ続けてご覧いただければ嬉しいです。(二本松農園 齊藤登)
★出張スタディファームのご依頼は、二本松農園代表 齊藤登まで直接ご連絡ください。 メルアド s@farm-n.jp
★福島県産の農産物は、次のネットショップで直接お取り寄せができます。
福島県内54農家が直接運営「里山ガーデンファーム」
http://www.nihonmatsu-farm.com/




第1回

第2回

第3回


nihonmatu02.jpg

私の経営する「二本松農園」です。名前のとおり福島県二本松市にあって、ご覧のように、日本の典型的な農村地帯「里山」にあります。
当農園では、水田6ヘクタール、野菜類の畑2ヘクタールを栽培しています。稲の品種は、「コシヒカリ」「天のつぶ」、そして早場米(8月下旬に稲刈りができます。)の「五百川(ごひゃくがわ)」を栽培し、野菜は、夏場の「露地きゅうり」が中心です。
一見何の変哲もない、農村地帯ですが、実は、この農園は、福島第一原発から風下方向50キロメートルに位置し、震災から8年近くすぎた今でも土の中には「放射能」が結構あります。(約2000ベクレル/1kg)一般的に、山が汚染されているケースが多いのですが、この村は、なぜか水田の土の方が放射能が高くなっています。たぶん、原発事故が起きた時、その風が、谷間(水田の部分)を吹き抜けたことが考えられます。しかし、この水田からとれる米からは、放射能はほとんど検出されなくなりました。なぜなのか・・・、それは、このスタディファームを最後まで読んでいただければ分かります。
housya01.jpg

福島第一原発事故による放射能の流れです。一般的に事故を起こした原発に近いほど放射能は高いように思いがちですが、現実はそんな事はまったくありません。放射性セシウムは希ガスですので、非常に軽く風にのって風下に漂っていきます。なので、図のように、浪江町の山の方、川俣町の山木屋、飯館村などが放射能が高かったのです。二本松農園は図の中で白い円の中心あたりにありますので、わりと風下に近いので原発から50キロ離れても放射能が結構来た、ということになります。原発から10キロぐらいしか離れていない浪江であっても風上にあたる海辺のあたりは、50キロも離れた二本松農園より放射能は低いということになります。驚きだと思いますが、これが現実です。(第4回につづく)


  1. 2019/01/20(日) 10:56:33|
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スタディファーム~福島を語る~【第2回】

全国を訪問して、福島県農業の現状(放射能対策)を説明しています。このたび、その内容をブログで連載形式でご紹介することにしました。よろしければ続けてご覧いただければ嬉しいです。(二本松農園 齊藤登)
★出張スタディファームのご依頼は、二本松農園代表 齊藤登まで直接ご連絡ください。 メルアド s@farm-n.jp
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福島県内54農家が直接運営「里山ガーデンファーム」
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第1回

第2回



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前回、福島県は「会津」「中通り」「浜通り」の3地方に分かれる事を説明しましたが、
明治の初めまでは、これらの地域は別々の国(県)で、呼び名も今とは違っていました。
図のとおり、今の会津地方は⇒「若松県(わかまつ県)」、中通り地方は⇒「福島県(ふくしま県)」、浜通り地方は⇒「磐前県(いわさき県)。これら三つの国(県)が明治の初めに合併して、今の日本で3番目の福島県が生まれたのです。本当かどうかは分かりませんが、若松県を独立した県にしておくと、武士道でまとまりが良すぎて、戊辰戦争の時のように、国に反抗するおそれがあるので、気候文化が違った「福島県」と「磐前県」を一緒にしてわざと「まとまりのない」県にしたとか・・・?これは結構当たっている面があって、震災前の福島県は、様々な県づくりで、会津を立てれば浜通りが立たず。浜通りを立てれば、中通り.を忘れたのか・・・というように、まとめるのが結構難しい県になっていました。県内の交流も縦割りで、中通りは、東北新幹線や東北縦貫自動車で仙台や東京へ、浜通りは、いわき市平から高速バスなどを使ってやはり東京へ、会津は、域外との交流は難しい面があるのですが、電車であれば、日光経由で東武鉄道で東京浅草へ、というふうに、3地方それぞれ縦割りの交流でした。
なので、横の交流は少なく、同じ県なのに、3地方の人がそれぞれ交流するのは、わりと機会が少なかった、言えます。
県全体としてのブランド化が難しかったのも、このような背景からと言えます。たとえば、山形県であれば「さくらんぼ」「ソバ」「ラフランス」「おしん」・・・などのように、イメージが湧いてきますが、福島県のイメージは・・・、なかなか、すぐには浮かんでこないのではないでしょうか。桃、鶴ヶ城、磐梯山、喜多方ラーメン、花見山、フラガール・・のように、そう言われれば、福島の良さはたくさんあるのですが、逆にたくさんありすぎて、「これぞ」というとびぬけたイメージが薄いということになるのではないでしょうか。
こんな、3地方縦割りで、明確なイメージを持ちにくい福島県でしたが、東日本大震災、とくに福島第一原発事故は、こんな福島県の状況を一変させてしまったと言えます。【第3回に続く】




  1. 2019/01/12(土) 18:49:20|
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スタディファーム~福島を語る~第1回

全国を訪問して、福島県農業の現状(放射能対策)を説明しています。このたび、その内容をブログで連載形式でご紹介することにしました。よろしければ続けてご覧いただければ嬉しいです。(二本松農園 齊藤登)
★出張スタディファームのご依頼は、二本松農園代表 齊藤登まで直接ご連絡ください。 メルアド s@farm-n.jp
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第1回

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震災後の福島県を知るためには、まず、福島県そのものの歴史や気候風土を知る必要があります。
皆さんは、福島県の面積は全国第?位かご存知ですか。答えは、「第3位」です。1位は北海道、2位は岩手県、そして第3位が福島県ということになります。それだけ、福島県は広大な県だということです。なので、気候風土も、地域によって大きく異なります。
福島県に詳しい人は、地域によって「会津」「中通り」「浜通り」と別れていることをご存知かもしれませんが、これらの地域はそれぞれかなり異なっています。このブログを書いているのは、2019年1月10日ですが、この時期、会津地方、特に南会津などは、かなりの雪が積もっています。特に、只見町などは、日本でも有数の豪雪地帯となっています。一方、浜通り地方は、特にいわき市が「東北の湘南」と呼ばれるくらい温暖です。みなさん行ったことがあるかもしれませんが、映画「フラガール」でも有名になったスパリゾートハワイアンズもいわき市にあります。「中通り」は、これら会津・浜通り地方の「中間」ということになります。雪は降りますが、会津ほどではないですし、浜通りよりは降ります。
経済的にも、会津は、鶴ヶ城・白虎隊・喜多方ラーメン・大内宿・会津磐梯山・・・というように、次々と皆さんご存知の名前が浮かんでくるように、「観光地」としての位置づけが強いです。中通りは、経済的役割が大きく、県庁所在地の福島市、経済の中心である郡山市があり、これらの都市を縦に、東北新幹線や東北縦貫自動車道が通っています。
浜通りは、温暖な気候や太平洋に面しているということから、小名浜港のように重工産業、スパリゾートハワイアンズ・いわきららミュウ・アクアマリン水族館があるように海洋型の観光地のウェイトが高くなっています。ただ、浜通りでも、いわき市から北、相馬市に至る地域は、わりと低いですが山間部となっており、海岸も岩場となっていることから、農業・観光のウェイトは他の地域と比べると低く、「原子力発電所」が経済の大きなウェイトを占めていたと言えます。
【第2回に続く】



  1. 2019/01/10(木) 11:55:37|
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スタディファーム 田植え体験

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JAICA二本松訓練所の皆さまに、スタディファーム 田植え機で田植え体験をしていただきました。
手植えの田植え体験はありますが、田植え機での体験はあまりないので、楽しんでいただけたようです。
みなさん、この6月には、アフリカや中東に派遣になるとのこと。福島、特に農業の現状を世界中に
伝えていただきたいと思います。

二本松農園 齊藤登



  1. 2017/05/16(火) 22:08:40|
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二本松農園

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    福島県二本松市の里山ガーデンファーム・二本松農園です。 長年きゅうりを作ってきましたが、2010年4月からWEBショップ、きゅうりもぎ取り体験も始めました! ブログ担当スタッフSは福島初心者です。 日々の発見を綴っていこうと思います。

    【福島県】里山ガーデンファーム 二本松農園 代表 齊藤登

    Author:【福島県】里山ガーデンファーム 二本松農園 代表 齊藤登
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