この前ブログを書いたのはいつだったかな。
自分でも分からないくらい仕事に追いまくられていました。
それも、農園の仕事以外で。
そうしたら、いつのまにか・・・
里山ガーデンファームのネットショップは「お休み」、
そして、当農園の最大の特徴である「東京販売」も休止になってしまいました。
農園スタッフ19名も、すべて3月31日をもって解雇。
最悪の事態です。
いったい何が起きたのか、経営者である私がこんな事を言っているようではまさに失格です。
失ったものは、とてつもなく大きいものがあります。
(もしかしたら失っていないのかもしれませんが)
応援いただいたカトリック教会の温かいお心、東京のボランティアスタッフ、
ネットで応援いただいた6500名のお客さま。そして、なにより、最後まで一生懸命、野菜を育て、販売してくれた農園スタッフ。
皆さん、福島県農家を応援したいということで、ご支援いただいたのに・・・。
震災以降「突っ走って」きました。
でも、それは、私のひとりよがりで、
どこか、傲慢さがあったのかもしれません。
世の中はひとりではやっていけないし、たくさんの方々との協力で話し合いで行くもの。
そんな事が52歳になった私、齋藤登はどこか分かっていなかったのだと思います。
すべて私の責任です。本当に申し分けありませんでした。
福島県農家の苦しみは今後も続いていきます。
だから、全国の方々と結びついていかなくてはならないのに。
今は、正直「この先」を見通せる状態ではないのですが、
農業の原点に戻ったうえで、いつの日か、二本松農園にお世話になった、ご迷惑をおかけした
皆様が来ていただけるような、そんな農園にすることが・・今、唯一考えられる事です。
2012年3月25日 二本松農園 代表 齊藤登
スポンサーサイト
- 2012/03/26(月) 04:05:37|
- 震災
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4