こんにちは。Sです。
クリスマスも終わり、
お正月に向けてまっしぐらですね。
二本松農園は今年最後のセット野菜の発送も終わり、一段落という感じです。
皆様のお蔭で新年を迎えられますこと、感謝です。
さてお正月ですが、ワタクシ18歳で故郷を離れてから、ほぼお正月は帰省できませんでした。
なぜならバイトも就職したのもサービス業だったから。。。
いっつも時期外れに独りさみしく帰っておりました…が、今年はお正月休みが頂けたので、
久々に実家でゆっくりできます!
実家は父の兄弟が多いこともあり、毎年たくさんの親戚が集まります。
景気の良い時はお年玉だけで8万円になったこともありました(!)
今年は初めてあげる側になりますが…
大変ですね…。
そして年末年始の楽しみと言えば、お正月の郷土料理です!!
いやー、離れてみて分かる、福島のご飯のおいしさですよ。
野菜といい果物といい米といい、本当にレベルが高いです。
ゆえにグルメな人も多いです。
私の実家では御重箱に入ったいわゆる「御節」を作る風習は無いのですが、
お正月にだけ作る料理はあります。
その中でいっちばん好きなのが「
せいもち」です。
多分正式には「さいもち」?なのでしょうか。
うちではなまって「せーもぢ」と言います。
福島特産の「
エゴマ(じゅうねん)」をすり潰してお豆腐や調味料と合わせたタレをお餅に絡めて食べます。
(なんとクックパッドにも載っていました!)
これがとろっとろで本当に美味しいんです!日本人なら大抵の人が好きな味だと思います。
ですが福島県は広いんです。県内でも知っている人が少ないんですよね。
主に県南、田村地方で食べられているようです。
ワタクシ餅なしでタレだけでも飲めます(笑)
歯をじゅうねんだらけにしてでも食べたい。
エゴマは抗酸化作用があるので、アンチエイジングにもなるんですよ。
あと一番一般的なのは「
いかにんじん」!
松前漬のイカと人参だけバージョンという感じなのですが、これは箸が止まりません。
千切りにした人参、イカ、昆布を煮切った出汁醤油に漬けたものです。
これは私の推測ですが、イカが多い場合は「いかにんじん」、人参が多い場合は「にんじんいか」と
呼ばれている気がします。その時の家庭のお財布事情によりどちらかになるのではないでしょうか。
そして会津地方の「
こづゆ」!
江戸時代末期頃から伝わる会津の伝統料理です。
日本のお祝い事では、「割り切れない」ことから偶数より奇数が好まれるのだそうですが、
こづゆの材料はそれに則り、材料は奇数になるように合わせられます。
貝柱で出汁を取り、たけのこ、人参など細かく切った具材を煮ます。
あっさりとした味で、控えめな味付けは会津人のよう。。。
お祝いの席だけでなく、お正月料理で疲れた胃袋もやさしく癒してくれそうです。
ここいらでちょっと宣伝で申し訳ございません、
なんとそんな
「こづゆ」がご家庭で味わえる商品ができました。

西会津はきくらげの三留さんからです。
会津がなつかしい人にも是非!
福島は全国第3位の面積をもっており、食文化も多彩です。
私も食べたことのない郷土料理がまだまだあるので、勉強と称した食べ歩きの旅に出ようかと目論み中です☆
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- 2012/12/27(木) 15:09:58|
- 二本松農園
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