
二本松農園の(ハーブ)バジルが大きくなりました。
このバジルには、実は特別な思いがあります。
二本松農園は福島第一原発から50km。高いところでは3000ベクレル程度のセシウム土壌汚染があります。それでも、大部分の野菜には移行しないのですが、やはり、放射能がないに越した事はありません。そこで・・・約1年かけて自分で重機をつかって、セシウムがまったく入っていない山の土をかぶせました。その高さなんと5メートル。そうしましたら、そこの畑、セシウムが135ベクレルに減りました。(135は、もともと自然放射能だとか)この畑を二本松農園では「大畑」と呼んでいるのですが、放射能が土に含まれていないということは、私達の外部被ばくもない、作物に放射能が出るはずがない、・・・震災前の農園がそこにはありました。二十日大根、キャベツ・・と植えていき、今回は、ハーブ「バジル」が成長したのです。ハーブは、雑草に近く、質量も少ないため、検出段階で放射能が出やすいと言われていますが、どうしてどうして、今回、大畑で採れたバジルは、放射能は検出されず・・でした!
このハーブを栽培したのは、当農園スタッフのS女史。彼女は、風評被害に苦しむ福島県農業を何とか応援したいということで、昨年、東京の会社を辞めて、当農園の販売担当スタッフになってくれたのです。丹精込めて栽培した最初の作物がこのバジルということになります。
ブログで、彼女がそのバジルの様子を紹介してくれました。
http://nihonmatufarm.blog65.fc2.com/blog-entry-486.htmlまた、
二本松農園のネットショップでは、このバジルをお買求めできます。
http://www.nihonmatsu-farm.com/レストランなどの業務用にもおすすめです。
バジル茶を飲みながら、こんな福島県農業の様子を思っていただければうれしい限りです。
(福島県 二本松農園代表 齊藤登)
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- 2013/07/19(金) 06:48:30|
- 二本松農園
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