がんばります福島県農業!二本松農園ブログ

全国の皆様の応援をいただきながら風評被害と戦っています。~「助けたい」が経済を支えようとしています。~

がんばろう福島、農業者等の会webショップご利用が8000件を超えました。

ちょっとこのブログ長くなるかもしれません。お許しを。
私は、このメルマガで全国の皆様に福島県農業のありのままの姿をお知らせするのが使命と勝手に思っているものですから。
今、10月4日(木)の午前5時です。
福島県二本松市は、今気温17度、小雨が降っていて寒いです。
私は、この時間、前日からのwebショップのご注文をパソコンから出力し、県内各農家に午前6時頃FAXで連絡し、早ければ、今日中に各農家から全国に発送という流れで行っております。
福島県農産物を販売するこの二本松農園のWEBサイト「がんばろう福島」、本格的に開始したのが、震災直後の3月30日だったと思います。全国の皆様から「福島県の農産物を食べて応援したいのにスーパーで見かけなくなった。ネットで販売して欲しい。」というご要望が多数寄せられたのがきっかけでした。二本松農園のお米を載せても完売、近所の農家のハウスきゅうりを載せても完売、その後、近所の有機農家、風評被害で特に困っているしいたけ農家、ねぎ農家、観光客が少なくて困っていた「ゆべし」屋さん、原発の避難地域近くですっかり住民が少なくなり売り場を失った障がい者施設の「豆腐・豆乳」、津波被害の近くのニラ農家、風評被害まっただなかの福島の桃、なし、ぶどう、りんご・・・・、そして米。思い出すと、このネットショップに載せていった福島県農産物は、福島県農業が受け続けた「風評被害」の典型でした。どの農家も「売れない。なんとか助けて欲しい。」という悲痛な感じでした。特に思い出されるのは、去年7月のある夕方、伊達市の桃農家の家族4人が二本松農園に来られて「桃が売れない。」というお話でした。お父さんとお母さん、そして小学生の娘さんお二人。その娘さんお二人の首には、放射線量を測る測定機がぶらさがっていました。無邪気にはしゃぐ姿を見て、「お父さんお母さんが一生懸命作っているこんなにおいしい桃だから、絶対、売ってあげるからね」といい、その場でネットに載せると、すぐに全国からたくさんのお買い上げをいただき、そのご家族は安心されました。
・・・それから1年7ケ月。現在、当ネットの会員様は全国47都道府県に3800人。総お買い替え件数は、先ほど8000件を超えました。明日何か起きるかも分からない福島県農家の放射能との戦い、そしてそれをなんとか助けようとする全国の皆様。このネットショップはそれをつなぎ続けてきた「命」と「思い」の中心であったと思っています。お買い上げだけでなく、ネットを通じて、東京を中心とする「福島県農産物の販売ボランティア」の動きも広がりました。2日前は、新宿の神楽坂の「善圀寺」で2ケ月に1回の販売を行ってきました。朝9時頃、お腹の大きい女性が来てくれ、販売のお手伝いをしてくださいました。この方は、昨年の夏から東京における販売をボランティアでお手伝いいただいている方で、この日もわざわざ調布市から、お腹にあかちゃんがいるのに、お手伝いに来てくれたのです。このようなボランティアの方は、今、お蔭様で首都圏にたくさんいてくださいます。先週の藤沢市民まつりでは、暑い中、昨年からボランティアでそして最近は鎌倉で自ら福島県農産物を販売していただいているAさんをはじめとして、そのお仲間がたくさん来てお手伝いいただきました。声をからして、福島の桃、なし、ぶどう、りんご、ねぎ、ゆべし・・・売っていただき、二日間の売り上げは50万円にもなりました。藤沢の会場には、Kさんも家族で来てくださいました。この方は、ネットショップでなんと120回もお買い上げをいただいている方です。藤沢と同時にこの日は日暮里駅前でもイベント販売を行いました。この場所にも、毎週水曜日荒川区役所の前で販売をいただいている方々が対応してくださいました。
このように、福島県農産物を食べて買って応援しよう、という動きだけでなく、最近は自ら販売までしていただく動きも広がっています。会社ぐるみで毎月定期的にお買い上げいただく動きも広がっています。私は、「何か」が起きているように思います。人間には、「困っている人を助けたい」
という思いは誰にでもあると思います。しかし、資本主義という日本の経済システムの中で、時に、「人に喜ばれたい」「自分の思っている事したい」という思いは、仕事の中で、時に、かき消されざるを得ない場面があります。多くの、会社員の皆様は、それを感じることがあると思います。私も、30年間務めた組織を離れて、農業を始めたのもそんな部分がありました。東日本大震災は、たしかに、大変な被害でしたが、逆に、このように人の輪(和)を広げた面もあったのだと感じています。
福島県の農産物を中心として、このような動きが広がっています。これをつなぎ続けていくと、もしかしたら、新しい福島型流通のシステムが生まれるかもしれません。
自分の食べるものへの自分への責任、それは、単なる生産する農家と消費するお客様という関係だけでなく、共に、食を作っていく、というものかもしれません。
ネットでのお買い上げは、今8000件を超えましたが、まだまだ道半ばです。福島県農業の苦悩は、実は、震災直後よりも今の方が深い面があります。
ネット→首都圏における直接販売→販売ボランティア→首都圏消費者における直接販売→会社ぐるみの応援・お買い替え、まで来ました。これを一層広げていきたいと思います。さらに、この先、→東京における中心的お店の展開(単なるお店ではなく、東京の皆様と福島県農業者が集える場所にしたいと思います。)、⇒全国の方々に福島農家を訪ねてていただく場所と機会の設定、そして、最終的には「福島県農産物は世界一安全!」を目指していますので、⇒世界中の方々に「フクシマ」の農産物を食べていただけるようにしたいと思っています。

藤沢市民まつりでのある写真をブログに載せます。子供さん4人がおいしそうに「福島の桃ジュース」を飲んでいる姿です。この1年私は、首都圏で何十万人もの方々に福島県農産物の販売を行ってきましたが、子供さん連れの方にお買い求めいただいた記憶はほとんどありませんでした。でも、今回の藤沢と日暮里では、小さいお子様連れのご家族が、何のとまどいもなく福島県の桃や梨をお買い求めいただく姿が見られました。福島県農業者にとってうれしい光景でした。
昨年、首に放射能測定機をぶらさげた、桃農家の娘さんたちを思い出しました。

昨日、福島県内の子供の甲状腺に腫瘍が見つかった旨の報道がありました。原発事故直後、福島県民が受けた影響は、把握できない面があります。この健康調査と対策は早急に実施しなければなりません。このように、福島県の状況は決して、すべてが良い方向に向かっているのではなく、あらゆる面で一進一退です。それほど、原子力災害は人間生活に深い影響与えるのです。
福島県民はそれを背負っています。今後とも全国の皆様の応援とご支援をお願いいたします。
★がんばろう福島、農業者等の会(二本松農園)webショップhttp://www.nihonmatsu-farm.com/huzi.jpg


2012年10月4日

がんばろう福島、農業者等の会(二本松農園)代表 齊藤登
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  1. 2012/10/04(木) 07:45:41|
  2. 震災
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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    【福島県】里山ガーデンファーム 二本松農園 代表 齊藤登

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